「幼稚園受験なんてどうにでもなるでしょ」
こう思っているパパさんは多いのではないでしょうか?私も妻からはじめて幼稚園受験の話を聞いたとき、この気持ちを持っていました。私立の名門を希望していたわけではないので「必ず入れる」と思い込んでいたのです。
しかし幼稚園受験を終えた今、「その考えは間違っていた」と断言できます。しっかりと準備しないと幼稚園に入れないこともあります。実際に私の周りでもいました。(※東京の23区外在住)
ですので、早いうちから準備を始めることがとても大事です。
ただ、「準備ってなにをすればいいの?」と思う方もいるかと思いますので、今回は『父親向け!幼稚園受験ガイド』というテーマで解説したいと思います。
ちなみに私は、幼稚園受験の準備から本番までほぼ一人でやりました。仕事しながら受験をするのはかなり大変でした。そのあたりの「苦労話」や「効率的な進め方」も今後記事にしていく予定です。
幼稚園受験計画表
2月〜3月 情報収集
幼稚園受験の9ヶ月前のこの時期から情報収集を開始してください。
「こんなに早くから始めるの!?」と驚く方もいるかと思いますが、このあと説明する「プレ幼稚園」「説明会」「見学」はどんどん始まってきます。それに乗り遅れないためにも、この時期から情報を収集し計画を立てる必要があるのです。
情報収集の方法として、以下があります。
- 近所で幼稚園に通っている人から話を聞く
- 幼稚園のホームページを閲覧する
- 口コミサイトで確認する
この時期はこれで十分です。この情報から気になる幼稚園をしぼり、「プレ幼稚園」や「説明会」などに参加し、実際に自身の目で確認してください。
4月〜5月 プレ幼稚園に参加
プレ幼稚園とは、入園前の子どもたちが幼稚園の生活を体験できるものです。内容、費用、時間などは幼稚園によってさまざまです。また、始まる時期も幼稚園によって違いますが、春頃からスタートするところが多いです。
プレ幼稚園は、園の雰囲気や施設などが確認できるのも大きな魅力ですが、受験の観点でも「プレ幼稚園に通っていると入りやすい」というのがあります。ですので、積極的に参加してください。
ただし、「絶対に受かる」というわけではないのでそこは留意してください。
6月〜10月 見学、説明会に参加
こちらも園によって内容や日時はさまざまです。少しでも気になる幼稚園には行ったほうがいいので、しっかりと計画を立てましょう。
「園や先生の雰囲気」、「園の周りの環境」などホームページではわからないことを確認することができますので、とても参考になります。質疑応答の時間もありますので、気になる点は質問をして不安を解消しておきましょう。
また、複数の幼稚園を同時期に見学することで『比較』ができるので、よりよい幼稚園の選択にもつながります。一つの幼稚園だけで判断するのではなく、必ず複数の幼稚園を見ましょう。
10月 本番に向けた準備(面接、服装)
面接対策
幼稚園によって面接の内容や方式はさまざまです。ですので、今回はどの幼稚園の面接でも使えるポイントにしぼって紹介します。
各幼稚園の面接について詳細に知りたい場合は、インターネットや在園児の親から情報収集しましょう。
園の方針は必ず理解しておきましょう。幼稚園側は方針に賛同してくれる家庭の子どもを入れたいと思っているので、面接でよく聞かれます。むしろ、それが答えられないと「なぜうちに入りたいの?」と幼稚園側は思ってしまうので落ちる可能性が高まります。
また参考に面接のテクニックとして、質問に答えるときに園の方針に沿った答え方をすると面接官の印象が良くなります。
家庭の教育方針も聞かれることが多いので明確にしておきましょう。また「方針が夫婦で一致しているか」もたまに確認されますので、夫婦で面接を受ける場合には事前に話し合っておきましょう。
「面接のポイントは『園の方針』と『家庭の教育方針』が一致しているか」というところです。もちろん園と家庭の方針に関して多少の違いがあるかと思いますが、共通点を見出して答えるようにしてください。
子どもの『長所・短所』『好きな遊び』『得意なこと』など、子どもの特徴をあらためて整理しておきましょう。一緒に過ごしていればだいたいは把握できていると思いますが、いざ面接で聞かれると慌てて答えられないときがあります。ですので、一度洗い出してまとめてみると良いでしょう。
また、この手の質問は父親側によくされます。「父親が育児に参加しているか」を確認する意図があるかと思います。
服装
事前に園からの指定がないかを確認しておきましょう。指定がある場合はそれに準じて、指定がない場合は以下の服装が推奨です。
- 父親
最近はビジネスカジュアルでもいいとされていますが、スーツにするのが無難です。
・目立たない色で無地のネクタイ
・白で無地のYシャツ
・黒か紺の無地の靴下
- 男の子
・紺のベスト、カーディガン
・紺のハーフパンツ
・白の靴下
- 女の子
・紺のベスト、カーディガン
・紺のキュロット
・白の靴下
11月上旬 受験本番!!
本番の日を迎えたら、あとは落ち着いて受けるだけです。子どもにも落ち着いてもらえるよう、朝はいつも通りの生活を心がけましょう。
当日の注意点
遅刻は絶対にNGです。電車などの公共交通機関が遅れることもありますので、十分な余裕を持って行動してください。
寝癖、ヒゲの剃り残し、服のシワなどを確認しましょう。面接では第一印象も大事なので、身だしなみを整えることは少なからず合否に影響を与えます。
幼稚園の関係者には挨拶をしっかりしましょう。面接以外でも親の態度を見ています。
いつもと違う環境で、子どもが思いどおりにならないこともあるかと思います。それでも子どもを叱るのはNGです。できるだけ「子どもの自発的な行動を促す」ように導いていくことを心がけましょう。
もし落ちてしまったら…
どんなに準備を頑張っても、「子どもの機嫌が悪かった」などで落ちることがあります。
しかし、諦めないでください!幼稚園の二次募集やプリスクールなどのほかの選択肢もあります。
以下の記事に「落ちたときの対処法」をまとめていますので、参考にしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は『父親向け!幼稚園受験ガイド』というテーマでお話しました。
幼稚園受験は「必ず受かる」ものではないので、早いうちからしっかりと準備をすることが大事です。後悔のない受験をするためにこの記事を参考にして積極的に行動してください。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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