今回は、実際に息子(3歳)が取り組み、3週間でマスターすることのできたひらがなの学習方法についてお話ししていきます。
「そろそろ子どもにひらがなを教えようかな」
「教え方のコツが知りたい!」
という方に参考になる記事になっておりますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
ひらがなの学習方法
1 絵→ひらがなの組み合わせで覚える
まずは、下の図のようなカードを準備します。
我が家は、は公文出版のひらがなカードを使いました。(お金を使いたくない方や、絵の上手い方は、100円ショップにあるものでも作れそうですね)
最初は絵を見せて、「これは何かな?」と聞きます。「いぬ!」と答えられたら、裏面のひらがなを見せながら「正解!いぬだね」と文字を指さして教えてあげます。
これを毎日、同じ10枚のカードを使って、繰り返し行っていきます。
注意点
濁点や小文字を含む単語は避けましょう。まずは、覚えやすいものからスタートするのがポイントです!
2 ひらがな→絵の順番で覚える
慣れてきたら、次は絵は見せず、裏のひらがなを見せて、「これは何かな?」と聞いてみます。
「いぬ!」と答えられたら、どんどん次のカードに進みましょう。初めは「いぬ」とは読めても「い」と「ぬ」が別々に出てきたときには読めないかもしれません。しかし、何度も読んでいるうちに一文字ずつでも読めるようになってきますので、焦らず繰り返していきましょう。
裏の文字だけでは答えられなかったときは、また絵を見せてからひらがなを見せる手順に戻しましょう。何度も見せていれば自然と覚えてきます。
ちなみに、息子は5日経つと裏の文字だけで読めるようになりましたが、1年ほどかかった子もいると聞いたこともあります。小さい子であってももちろん得意不得意がありますので、気長に取り組んでいきましょう。
できないとイライラしちゃうけど、
イライラするくらいなら辞めたほうが親子ともハッピーだよ♪
未就園児は読めないのが普通だし、焦らなくてOK!
読めるようになってきたら、濁点や小文字を含む単語も練習していきましょう。
(例:ぞう、きゅうきゅうしゃ)
3 身近にあるひらがなを読んでみよう!
ここからは実践編です。身近にあるひらがなをたくさん読んでいきましょう。
身近なひらがなの例
ペットボトルのラベル、お菓子のパッケージ、遊び場の注意書き、おもちゃの箱
初めは、ひらがなが書いてあることに気が付かないかもしれないので、親御さんが「このひらがな読めるかな?」と誘導してあげます。しばらく続けていると、こども自身が見つけられるようになり、自分で見つける→読むの流れを楽しむようになります。そうなれば、あとは親が教えることなく勝手に練習をしてくれますので、親の役目はおしまいです。こどもが読めたときには「読めたね!」とポジティブな反応をしてあげましょう。
絵本や図鑑もいいね!
もし、自分でなかなか見つけてきてくれないときは、絵本を試してみると良いかと思います。絵本のひらがなをこどもに読んでもらうのも、よい練習になります。絵本は、0歳児向けの、文字数が少ないものや、あいうえおの順になっているようなわかりやすいものがおすすめです。
絵本に興味がない子には、図鑑もおすすめです。こどもの興味のあるものの図鑑を準備してあげると、楽しく練習できると思います。私の息子は恐竜が大好きなので、恐竜の図鑑を購入しました。恐竜の名前はカタカナですが、上に小さくひらがなも書いてあるので、目を凝らしながら一生懸命読んでいます。
こちらの「じぶんでよめる」シリーズの図鑑は、小さな子でも読みやすいシンプルな構成となっているので、ひらがなの勉強にもぴったりです。
- さかな
- こんちゅう
- のりもの
- でんしゃ
- いきもの
- しょくぶつ
などがありますので、お子さんの好きなものを選んでみてくださいね。
こどもって、興味のあるものはどんどん吸収するんだよね!
ひらがなを読めるようになるメリット
実際に息子がひらがなを読めるようになって得られたメリットは次の4つです。
- 文字の習得方法を学べる→カタカナや漢字も同じように学べば良いとわかる
- ひとりで絵本や図鑑を読める
- 遊び場の注意書きを自分で理解できる
- 周りの人から「すごいね!」と褒められる→「僕はすごいんだ!」と自信が湧く
今後カタカナや漢字も勉強していくことになりますが、ひらがなと同じ要領で学習すれば良いということが親子ともにわかっているので、とても気が楽です。また、絵本や図鑑を自分で読めるようになったので、知りたいことを自分で調べることで、興味関心がますます加速するのではないかと思います。
また、息子の場合だけかもしれませんが、遊び場などにある注意書きを自分で読むと、私が注意するよりもよく守るようになります。普段は私の言うことを何も聞いてくれずふざけてばかりなので、すごいなと思っています。
そして、親戚やママ友から「もうひらがな読めるの!すごいね!」と言ってもらえる機会がとても多くなります。たくさん褒められることで息子の自己肯定感が上がり、「もっと学びたい!」という意欲につながっています。承認欲求ばかり育ってしまうのでは…?という意見もあるかもしれませんが、私は承認欲求はあって良いものだと思っているので、息子にはみんなに褒められて、自信たっぷりに育ってほしいなと思っています。
(承認欲求については、また別の記事でまとめる予定ですので、楽しみにお待ちください♪)
まとめ
未就園児のうち、もっと言えば小学生になるまでは、ひらがなを読めなくても焦る必要はありません。いずれ読めるようになりますし、ひらがな以外にもたくさん勉強できることはあります。
ただ、もしお子さんがひらがなに興味を持っていたり、親御さんが「教えたいな」と思うのであれば、早くからひらがなの学習を進めることはとても良いと思います。ひらがなを読めるようになって得られるメリットは先ほど挙げたとおりですが、その中でも「僕はすごいんだ!」と思える体験をさせてあげられることは、お子さんの自信につながりますし、たとえ勘違いや根拠のない自信であっても、自信を持つということ自体が何事にも前向きに取り組む力となってくれます。
ひらがな学習の成果は、ひらがなを読めるようになることだけではないということですね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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